Concept

アメニティとはAbout Amenity

「アメニティamenity」の語源は、ラテン語のアモエニタスamoenitasu( 快適な、喜ばしい)という語に由来し、さらにアマーレamare ( 愛する) にまでさかのぼると言われています。

また、この語の説明としてはよく、
“ the right thing in the right place ”
「然るべきものが、然るべきようにある( そこにあるべきものが、そこにある)」
という言葉が用いられます。

一般的には「快適な」「心地よい」という意味で用いられているようですが、本来は公衆衛生( 公害防止) 快適さ・保存などの複合的な概念をもった言葉です。
草花や花や木が、昔からずっとそこにあったかのように、しっくりとその場になじんでいる様子は、何ともいえず居心地のいいものです。

街の中の人の賑わい
農村ののどかな風景
森の中の静けさなど
それぞれの場面で私たちの「心を満たすもの」

それがアメニティだと考えています。

ランドスケープとはAbout Landscape

造園・ランドスケープとは、「人間」と「自然」の溝を埋めるもの、あるいは、双方をつないで一体感を与えるものだと考えます。
人間の生活が及ぶ空間は、すべて造園・ランドスケープの対象となる空間だと言えるでしょう。

庭園や公園の造営、建物内部や周辺のオープンスペースの緑化、街路の修景などの行為は
「人間」の生活の場と「自然」の環境を緩やかに結びつけるものです。
空間について構想し、造り、時間の経過とともに守り育てていくこと、それが私たちの仕事です。

地球規模の環境問題がクローズアップされている今、自然に対するダメージをいかに少なくして人間が生活していくかということも重要な問題です。
自然環境再生や、ビオトープの創出が造園・ランドスケープ研究の主流になってきています。

私たちはいろいろな場面で、
施主や利用者の思い/ 自然環境や風土/ 技術的なあるいは経済的な制約など
さまざまな条件を考慮し、その中で最良のものを見つけ出していく努力を続けていきます。